La Sardana

みなさん　こんにちは。

８月になりましたが、いかがお過ごしでしょうか？
こちら清里は今が一番素晴らしい季節です。エアコンなんて不必要。日差しは強いのですが湿気が無く、涼しい風がたいへん心地いいです。ブレンディボトルコーヒーなどを飲みながら過ごしたくなってきますね♪



清里に移り住んで２年目になるご近所さん、K倉さんのお言葉。
「　夏、最高！！　　冬、地獄！！！！」




「寝苦しい夜なんて数えるくらい。あとは寒いばっかり……」　　大工のA川さん




「え？　　東京って霧出ないんですか？」　　　　　　　　　　　 地元の青年




「車、二駆？　四駆じゃないと冬マジ死ぬよ。そこの坂登れないもん。」 K倉さん



以上、印象に残った語録集でした。だんだん不安になってきた。いずれにしても冬地獄らしいですから、つかの間の夏を愛おしみながら光合成している今日この頃です。薪集めももっとこまめに頑張らねば！！
冬マジ死ぬ。







さて、前置きが長くなりましたが今回は先月行われました「Omas Hande」のレポートです。ずいぶん遅いレポートでご免なさい。お越し下さいました皆様、猛烈な暑さにも関わらず本当に本当にありがとうございました！！おかげさまで大盛況の内に幕を閉じる事が出来ました。



何時もそうですが、今回子供達の食いつき方が凄かったんです。















いい表情してますねぇぇ。









大人の表情を確認するには、僕は、首をうんと後ろに仰け反らなければならない。なぜなら僕はメリーさんの開いた口から外界を見ているから。そうするとメリーさん首カックーンとなって凄く不自然な格好になってしまいます。だからメリーさんが自然に見えるように、気配だけを感じるようにしています。けれどテーブルに齧り付いている子供達の表情は、バッチリ見えるんです。

人って、興味のある対象を見つめるときに瞳孔が大きく見開くじゃないですか。彼らの表情がまさしくそれで、瞳MAXって感じで、しかも２時間ずぅ〜と立ちっぱなしで見てくれているんです。
凄いなぁ〜〜。ちょっと待てよ、オレもしかして凄い事してるんじゃないかぁ〜〜？？！！。

だって未来を担う子供達にこんな形で印象を残せるなんて！！　



子供達には、優しさを伝えたい。

そして社会がどんな風に変わって行こうとも、
いつも自分が正しいと思う事。最良の選択をして貰いたい。

何よりも想像力を持ってもらいたい。

最良の未来を。


キザですか？僕は、パフォーマンス中、冗談抜きにこんな事を念じながら作っています。いや祈っています。いや泣いてます。




今回、本当に素晴らしい方達との沢山のそして貴重な出会いがありました。ギャラリーの軒先にて美味しい食べ物を提供されていたNONTABLE KITCHENののんさん。彼女は、popoyansというミュージシャンです。恥ずかしながら僕は、今回初めて知ったのですが、出会って開口一番「私達（Popoyans)も中村さんと一緒で二面性をテーマにしている所があるの。」と言われました。この一足飛びのご挨拶に驚きながらも嬉しかったです。なぜなら僕は、公に二面性について言葉にして語ったりした事はないのですが、確かにそれは、僕の関心事であり、作品の肝となる部分だと思っていたからです。

そして今回、心強いスタッフとして僕のパフォーマンスの方まで色々と手伝って下さった花生師のりこさん、料理家tottoさん、お二人には本当にお世話になりました！！ありがとうございました！！
パフォーマンスの時は、いつもそうなんですが、なかなか皆さんと交流する余裕が無くて。でも初日の夜、みんなで美味しいディナーを食べに行けました。美味しかったし、楽しかったぁ。いろんな国のビールも飲みましたよ！いろんな話しを楽しくワイワイした中でのりこさんがこんなお話をされていたのが印象に残りました。

「この地球上に存在する物は、人間も動物も植物もみんな同じなの。孤独で孤独で仕方のない人がいたとする。どんなに孤独な人でもその人の体の一部に花をソッと添えてあげると、その人は、生きて行ける。」

人間には、人間の施し、人間の愛が必要なのは、言うまでもないですが、異種との交感で生きる力を得れるというお話が感動的でした。
僕は、この歳になってこんなに何の摩擦も無く、思った事を話しただけで、お互いに共鳴し合えるような感覚は、本当に久しぶりでした。今振り返るとそれが嬉しかったのです。三人が本当に仲が良くて微笑ましいです。











そしてそして










米田さんは、眩しいほどの明るい光でみんなを照らす人でした。

可愛いとか、綺麗とか、そう言うレベルじぁないんです。

神々しいですよ！！

以前の記事でスーパーピュアな方、と勝手な事を書かせてもらいましたが、スーパーピュアとは、強い意志の力そのものでした。今回ご一緒させて頂いた中でそういった物を強く感じて、改めて米田さんの人物の大きさ、思いの強さみたいな物を感じたのです。

Omas Hande　とは、ドイツ語で「おばあちゃんの手」と言う意味。

これは、米田さんの大好きなおばあ様がルーツにあります。今回、お誘いを受けたときに僕は運命的なものを感じて「Yes!!」と即答でした。僕も自分の祖母には、並々ならぬ思いがあり、もう他界していますが、大いなる母性として繰り返し繰り返し立ち返る場所なのです。だから今回は、おばあちゃんをテーマに作ってみようと思いましたが、どこまで出来たかな？？いつものメリーさんだったかも。。。

僕も米田さんの磁力に引き寄せられるように参加しましたが、みなさん思いは、非常に近かったんじぁないかなぁと思います。だからこそ非常に素晴らしい催しだったのです。

それは、子供達の未来への想いです。

パフォーマンスの最中、米田さんがiphone持って来てスペインにいるお子さん達とメリーさんのご対面になったんです。米田さんが子供達に語りかける声のトーンが何とも言えず。。。

ああ……ダメだ。近頃の僕は、ちょっとした事ですぐ泣きます。





さてさて、次回は、いよいよ１０月にH.P.DECO横浜店での山羊のメリーさん＆ワークショップを予定しています。皆様　楽しみにしていて下さい！！詳細は、また本ブログ上にアップして行きますのでよろしくお願いします。