清里より西に向かいました

みなさん　こんにちは。

先日は、飛騨高山まで足を延ばしました。

いやぁ〜たいへんな賑わいでした。あいにくの曇り空でかなり肌寒かったんですが、にもかかわらず観光客の多いこと、多いこと。外国の方が多くて、ドイツ語、フランス語、英語、こちらは、インドネシアだなぁ、、、と道行く人の会話がかなり多国籍で、それを盗み聞きしてるだけでも何か楽しい。僕は、自分がハーフなせいなのか、こういう空気感になぜかホッとしてしまうんです。

市内は、風情のある古い町並みが大事に保存されていて、お店が一軒一軒すごい密度で軒を連ねてました。こういう所は、目的を決めずに散策するのが良さそうですね。迷って変な所に出ちゃってもそれはそれで良し！みたいな。
だけどそれは、家族連れでない時に。。。










オモチャ屋さん。看板がGoo!!




長女がみたらし団子にハマっちゃって、行く先々でねだられました。

醤油とクルミ味噌があって



クルミ味噌がGoooo!!




そして長女と二人、思いがけず立ち寄ったのがこちら

チラシぐちゃなってますけど…山下清原画展！
テレビ・ドラマや映画などでおなじみの！
で実際は、どうなんやと。ランニングシャツは知ってるけど、絵はあまり見たこと無いって方がほとんどじゃないかと思うんです。これはねぇ、、、アウトサイダーアートだったですよ。見応えありました。
実際、山下清は、サヴァン症候群だと云われていて、手で細かくちぎって貼り絵を作り上げてるんですが、（ハサミを使うと危険だという理由で持たせてもらえなかったようです。）普通の神経の人だったら絶対にやらない様なやり方で貼って行くんですね。髪の毛の一本一本、自分のサインまでもが細い貼り絵になっている。合理的な考え方が出来る人なら絶対にやらない仕方なんです。岡本太郎は、絶対しないだろうし。それで色彩感覚がまた素晴らしいんですよ。背景等も今の感覚で見てもすごくお洒落なんですよ。こういうのは、えてしてその人物の境遇だとか、ドラマ性ばかりクローズアップされがちで、肝心の彼の仕事が抜け落ちてたりします。　何か棚からぼたもちの原画展でした。










さて今回、なぜ高山に来たかというと、、、、、




ジャジャーン！！
米田有希さんの　「Omas Hande」　の新作コレクションの発表会にお邪魔して来たのでした。
ノリコさんとトットさんもご一緒でした。

昨年の夏以来、いろいろとお話ししたい事があって楽しみにしていたはずなのに、、、、、、、

アタマ真っ白になってしまいました。

全然話せませんでした。。。中坊か！


う〜ん。失礼が無かったかなぁと思って、、、今この文章書きながら自己嫌悪に陥ってます。
近頃、対人関係において調子がおかしいのです。コミュ二ケーションの取り方が分からなくなって来ているというか。
山の中にこもって黙々と薪割りをし、鹿を眺め、そしてアトリエで黙々と制作をする日常。そんな中で人に対してもの凄くナイーブになってしまってるんだなぁと思います。
有希さん。もし失礼があったならごめんなさい。そして東京での展示会も頑張って下さい！


僕は、清里に引っ越した当初は、常にアートの最新の動向にも気を配りつつ、山の生活も作品に反映させようという“欲張りプラン”を目論んでいました。つまり都市と田舎の二重感覚を持っておこうと。だけどこれは、実際、もの凄いエネルギーとバランス感覚を必要とすることなんだなぁと痛感しています。特に今冬のような大雪に見舞われ、身動きが取れなくなってしまうと、物理的な距離感は、圧倒的でした。そして心もぐーと内向きになって行くんですね。気をつけなくちゃなぁ。

さて、米田有希さんのファッションブランド 「Omas Hande」 の新作コレクションですが、今回のタイトルが「NOSTALGIA」ノスタルジア。昨年のエキシビジョンでは、スペインの陽気な光が色彩とともに反映されていましたが、今年は、一転、和の奥ゆかしいトーンを感じさせるコレクションになっているように感じました。そして東京でのエキシビジョンは、これから。今回は、本の出版記念サイン会も予定されているようですよ。是非、足を運んでみて下さい！












さて、飛騨高山といえば締めはやっぱり




飛騨牛でしょ！