灼熱地獄in甲府

なんか最近、夏のような暑さですね


今日の清里も、朝から強い日差しが照りつけていて、遠くで

ハルゼミの鳴き声が響き渡っています。


ちょうど去年のこのころに、セミが羽化しているのを見つけて

随分気のはやいセミだなあなんて思っていたのを懐かしく思い出します。


山には春に羽化するハルゼミっていう小さめの蝉がいるんだったんだよなー


でも、最近日差しも強くとても暑いから、蝉の鳴き声なんかしちゃうと

真夏がもうきちゃったのかと勘違いしちゃう。



山の上の我が家でさえこうだから、もっとふもとまで下がっていったら

とんでもない暑さに違いないわー


と思いつつ、昨日は長女がどうしても参考書が買いたいと言うので、

おばあ様が送ってくれた図書券をにぎりしめ

暑いことで有名な甲府まで電車に乗って行って来ましたー






二両編成の小海線。のんびり感ハンパないよー



そして‥…



ガタゴト列車を乗り継いで、やっと甲府駅に着きました



外に出てみてびっくり!!!!!



あっ暑い!!!!!!!!!



ウチの末っ子が一言「もうおうちかえるー!!!!!!」



もう清里の暑さなんて比較にならないくらいの暑さに息もできない。


いやー寒さには慣れたけど、逆に暑さにはめっぽう弱くなってしまったみたい。


早いとこ用事をすませて、この灼熱地獄から逃れよう!!


ということになり、急いで本屋へ!!!!


大きい本屋などは清里には無く、ネットなんかでも買える時代だけども


やはり本は目の前でいろいろな出会いをするほうが面白いの。


そうなると甲府まで冒険の旅をするはめになってしまうわけです。


これが田舎の現実とも言えますねー


でもたまに街の空気を吸うのも気分転換になって楽しいです。


子供達も、うきうきとはしゃいじゃってテンションあがってたし!



長女が真剣に参考書を選んでいるあいだ、


だじゃれ研究を日々している次女は、やはりだじゃれ本のコーナーにはりつき


末っ子の三女は見るものすべてあれもこれも買うと言いだして私に叱られ


みんな思い思いの時間を過ごしました。



そしてわたしは、大きい本屋に行ったら絶対買おうと思っていた本を

やっと買いました。









そう、お世話になっている米田有希さんが四月に出版した本


ずっと欲しかったんだけど、本は本屋で出会いたいっていう


古い人間なもので、機会がなくてずっと胸の奥にしまっていたけど


やっとチャンスがきて、とうとう手にすることができました。


特別にうれしい気分


タイトルのAQUIとは、スペイン語で「ここ」っていう意味なんだって


本をめくり進めていくと、有希さんの現在の「ここ」での物語が


きらきらとつむぎだされていて、スペインの光と有希さんのエネルギーで

パーッっと本から光がこぼれ出てるみたい。


きっとまだまだ有希さんは旅の途上にいる人で、これからも「ここ」と


呼ばれる場所は変わっていくのかもしれないけど、


どんどん面白い物語になっていくんじゃないかなー


と思いました。


そんでそんで、ちらほらと、そこかしこにメリーさんの作品も


のせてくれていました。


好きな作家のところにも名前を書いていてくれて、


ありがとうー!!!!!







そんなこんなで用事もすんだしさっさと帰ろうとしていると


思いがけずNHKの取材の人に声をかけられました。


この日の甲府は気温が35℃以上になったそうで、


どうですか？と聞かれ


どうもこうも、思わず「灼熱地獄かと思いました!!!」


と答えておいたら


夕方のニュースでばっちり使われていましたー



帰りの電車では末っ子は疲れすぎてぐっすりねむり


はい、また山の中の家にもどってきました


夕方の小海線に別れをつげ


昼間の暑さはどこへやら、やはり山の夕方はひんやりめです。





みんな家についたらそれぞれの戦利品を広げ、少し興奮気味に

本にかじりついています。



私も、ゆっくりじっくり２度３度と本を楽しもうっと。











またねー小海線!!!!!






ナッキー