大阪やん

みなさん　こんにちは。


阪急うめだで開催されましたNUNOフェスも先週16日をもって無事に閉幕いたしました。そしてRibbon marcheブースにて行われた、山羊のメリーさんパフォーマンスも無事にゴールを迎える事が出来ました。
大阪の皆様、遠方からお越し下さいました皆様、Ribbon marcheブースにてあれやこれやと結果的に色々手伝って下さいました皆様、阪急うめだのスタッフの皆様、本当にありがとうございました！！おかげさまで大変エキサイティングで充実した7日間を過ごす事が出来ました。


今回、一番心配だったのが、７日間連続、計12ステージのパフォーマンスを行うことでした。
もう何でしょう？24時間テレビのマラソンランナーってこんな心境か？？思いましてん。同行したスタッフナッキーには、「倒れそうなったらなぁ〜。手〜でこ〜いうサイン出すからな。。。ほな、直ぐさまタオル投げ入れてくれ！」言うとりましてん。
まぁ　そんな事には、なりませんでした。　案外、やれてしまった自分に驚いてます。もっと２４時間テレビみたいに涙と鼻水で顔を歪ましてゴールするのかと思いきや、そうならなかった。


さて、今回、関西での初めてのお披露目。僕は、もの凄く楽しみにしていました。
そしてどんな反応が得られるのか？受け入れられる？それとも拒絶される？…始まるまでワクワクドキドキでした。


パフォーマンスが始まる前、お客様と立ち話をしていたんですが、
阪急デパートの横に立ち食い横町みたいな所を発見しまして、そこが凄く気に入ってしまいまして。標高1300mの山から降りて来た者にとっては、魅惑の横町でした。たこ焼きスタンド、焼き鳥、うどん、割烹、何から何まで立ち食いなんです。



そこがめっさ気に入ったという旨をお話しすると、

「あれなぁ。大阪は、何で立ち食い多いか知ってます？」

「いえ…何でですか？」

「気が短いねん。ちゃっちゃ食べたら、ちゃっちゃ帰りたいねん。」というお答えでした。

（そうか。。。。気が短いのか。。。２時間のパフォーマンス、観てくれるやろか？？それにこのパフォーマンス……オチ無いで！？）とちょっと不安になってきました。大阪人、オチ無いと怒りだすんちゃうか？！！










ジャジャーン！！　大・大・大盛況でした〜！

みなさん、本当に暖かく迎え入れてくれました。僕の不安は、一気に吹っ飛んでしまいましたよ。

今回、感じたことは、年配の方々の感受性の豊かさと好奇心の強さでした。性別を問わず、みなさん
瞳をキラキラさせながらご覧になってました。
「このブゥ(豚）ちゃんな。ほら、足、片一方無いやろう。これがええねん。」と７０代の女性の方がおっしゃってました。
正直、僕も色々の所でパフォーマンスして来ましたが、そのくらいの年代の方の中には、僕のそういった表現に対して拒絶反応を示す方も、いままで何度も経験して来ました。僕も嫌われるのは、嫌ですし、出来ればそうあってほしくない。しかし仕方がない。それが僕の表現だ。と言う思いでやってきました。

それが今回、そういう事も無く、年配の方々に本当に喜んで頂きました。

　恐るべし大阪のおばちゃん！！

もしかしたら僕の作品が変わって来た事も少しは、関係あるのかもしれませんが。。。たしかに以前はもっと痛々しかったのです。谷中のお寺で人形吊るした時には、死者への冒涜だ！！ぐらいの感じで叱られたこともありました。
こうやって何度も何度もみなさんの前でパフォーマンスをして行くうちに僕の中の問題意識というものも変化して来たのだと思います。以前は、個人的な感情を爆発させる事が目的でしたが、今は、少し違って、自分は全体の一部だと思えるようになったんです。僕、個人が感じている不具合は、きっと何処かの誰かも感じている物かもしれない。もっと言うと社会全体の不具合かもしれない。そう思うのです。なぜなら私達は、互いに影響し合う者同士だからです。




こちらの作品。今回のメイン的なテーマを込めた物でしたが、無事にお嫁に（お婿に？）行きました。ライオンの頭の上にサーカスの猛獣ステージの様な物が設えてある作品です。こういうのを一々説明するのは、野暮かもしれませんが、僕自身何となく分かっている事をお話しします。

ここには、二つの矛盾する感情を込めました。

サーカスで生まれ育ったライオンは、夢想するのです。厳しい調教を逃れ、自由の身になる事を。。
そのため檻は開け放たれています。

一方で彼は、こうも夢想します。
ステージに一度スポットライトがあたった時の歓喜と興奮、彼が上手に技をきめたときの観客席からの拍手喝采。。。

ライオンは、サーカス以外の世界を知らずに育ちました。
一歩檻の外に出たならば、彼の世界観は、ひっくり返ってしまうかもしれません。

新しい価値観への期待。

既存の価値観への依存心。

そういった狭間で揺れ動く気持ち、そして少しばかりの勇気を表現したかったんじゃなかろうか？？

僕は、そんな風に分析します。





こちらは、綱渡り。



今回、サーカスのイメージが強いですね。






大阪の皆様、どうもありがとうございました！！
大阪には、また必ず戻って来ますよ！
駆け足でしたので、今度は、もっとゆっくりしたいわぁ〜。

そして次回は、H.P.DECO二子玉川店にて10月の１１日／１２日／１３日とワークショップを予定しております。詳細は、また後ほどアップして行きますのでよろしくお願いします。





















おまけ

梅田は、大阪駅などもあり、オフィス街やんかぁ。例えるなら東京駅周辺、八重洲や丸の内といった雰囲気。せやから何か、「ウチ、ほんま、大阪来た〜〜！！」いう感じせえへんかってん。




わてのイメージする大阪言うたらな。。。。。









せや。これや。道頓堀や！！



かに道楽もあったよ〜〜。



おおおおおおぉぉ　食いだおれ〜〜。



お寿司にぎってる手〜が３D！！



しもた！　失敗やん！　ディカプリオ歩いてそうやん！！





早朝の心斎橋周辺、駆け足で巡って来ました。

それでは、また。