夏のまぼろし

ここでは夏が短いというのに、最近はずっと曇りのち大雨、みたいな日々が続いております。

せめておにぎりくらいは夏らしく、子供達のお昼にと作ってみました。

それにしても子供が夏休みだと、三食ご飯作らなきゃいけない全国のお母さんたち、

夏休みって本当に長いですよねー

あああーいろいろと作業が進まない。焦る日々。一つ一つやるしかない。

そんな感じでぐるぐると過ごしています。

そして、8月19日開催の山羊のメリーさんワークショップですが、

おかげさまで午前、午後ともに満席となりました。

たくさんの方々のご予約、ありがとうございます。

ご参加の方、是非是非使ってみたい柄の布や洋服のハギレなどお持ちくださいね。

初めてお会いする方々ばかりだと思いますが、

楽しい時間にしましょうー

よろしくどうぞー

ところで楽しいといえば、先日家族や友人一家と連れ立って、松本まで面白いものを観に行ってきました。

空中キャバレーという演目で、

サーカスと演劇を融合させた、一大エンターテインメントです。

劇場内に到着するまでにも、たくさんの小さな店が立ち並び、

楽しげな空気感を一層盛り上げています。

この催し、二部構成になっていて、なんと全編3時間もありました。

フランスのサーカス団のチームが出演していて、

美しい空中ブランコ乗りの女性や、

のっぽの綱渡りの男性、ジャグラーなど

めくるめく技の一瞬一瞬にかけるあの緊張感、

華やかなのに切なくて、

あの一瞬に人生のすべてをのせる刹那的な存在感に、

夏のまぼろしを見たような気になりました。

一部の最後に、出演者全員が高らかに歌を歌うシーンがあって、

この演目はお客さんの参加型だから、みんなで一緒に歌ったりするし、

踊ったりもするんだけど、

この歌の歌詞がとても良くて。

「人にはそれぞれ才能がある。その才能は放棄できない」

って、みんなで大合唱するんです。

私はもう涙が出ました。とてもストレートに響いて。

後でみんなに聞いたら、全員あの歌にやられてましたよ。

特に子供達に、すごく響いていたみたいで

後日友人宅に遊びに行ったら、あれを見た子供達全員で

空中キャバレーごっこをして遊んでいるではないですか。

家の梁にハンモックを吊るして空中ブランコを作り、

長い棒を持って梁を歩いて綱渡りの真似をし、

そしてみんなで大合唱です。

そこにいた大人ももちろん一緒に大合唱。

こんなに子供達のキョーレツな印象を残してくれた空中キャバレー、本当にありがとう!!

夏の思い出の一コマです。

ナッキー