|
カテゴリ
以前の記事
2022年 07月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 05月 2020年 04月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 05月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 07月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 フォロー中のブログ
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2019年 04月 11日
![]() やみにきらめくおまえの光 どこからくるのかわたしは知らない。 ちかいとも見え、とおいとも見える。 おまえの名をわたしは知らない。 たとえおまえがなんであれ ひかれ、ひかれ、小さな星よ! この詩は、ミヒャエル・エンデの「モモ」という作品の、物語が始まる前のページにある アイルランドの古い子供の歌の歌詞。 この詩を読むと、この春に我が家から巣立っていった長女を思わずにはいられない 18年間というと長くも感じられ、またあっという間だったとも言える子育ての時間。 親は自分の活動で精一杯。 時に親と一緒になって子ヤギの被り物に身を包み、パフォーマンスに参加してくれて 親の世界観を大いに盛り上げてくれた長女。 いつしか自分だけの世界を持つようになり、それは文章表現という形で表に出ることになった。 彼女の中に内包されている感性は、嫌が応にも我々との関係性が深く関わっているだろうと思うと、 18年の時間をかけてどんな風に育ち、熟成されたのだろうか。 引越しの朝はもうバタバタ。 別れを寂しがる暇もなく東京へ出発。荷物は最小限。最初は何にも持たないで出発したほうが良い。 一人で生活していくうちに、少しずつ自分に必要なものを自分が増やしていけば良いのだ。 家族五人で東京に向かったので人出だけはばっちりだったので 荷物を運び入れるのもあっという間に終わってしまった。 東京の端っこに位置する町の、小さなアパートでの暮らしがスタートしました。 窓からは山の上の遊園地が見える。 すぐ裏手の道を行けば商店街。 文房具屋もあれば、魚屋、豆腐屋、肉屋もある。テイクアウトにメンチカツ80円。 駅までは徒歩8分で、途中には大きなショッピングセンター発見。 自転車屋さんが車輪をカラカラ回して整備中。 川べりに咲いている桜並木では、たくさんの人がお花見の宴の真っ最中。 なんでもあるじゃないか。 なんて便利な街なんだ。 そうか。街とはそういうものか。 わたしらのいる場所は、車がなけりゃどこにも行けない僻地。 徒歩圏内にあるものは森ばかりっていう極端な場所。 そんなところから行きゃあ、どんなところも便利に見えてしまうってもんだ。 だから、一人暮らしの生活も、何の問題もないだろう。 長女の大冒険の旅は、始まったばかりなんだ。 はてさて、そうして我が家の住人が一人欠けてから数日、わたしは自分の胸に空いた穴を見つけることになる。 夜、テレビをみんなで見ていたら、長女の好きなアイドルが出ていたので、 思わず2階に向かって 「おーい!乃木坂出てるよー」って大声で知らせてしまったのだ。二階には誰もいないのに。 「あ、、そうか、いないんだった」 そして極めつけは、夕飯の時に取り皿を5枚テーブルに置いてしまうこと。 食べてる時はみんな時間差で食卓についたりするので気づかない。 テーブルを片付ける時、1組だけ取り皿とお箸のセットが使われずに置いてある。 「あれ、なんで取り皿が残ってるの?」 そして唖然として 「あ、、これからは4枚でいいんじゃん」 この瞬間、私の胸に空いた穴を風がヒュルルルルルルルーっと通り抜けていくのを感じてしまった。 ガーーーーーーーンと、一気に寂しさが胸を貫いて、涙が溢れてしまった。 さ、寂しいなあ、、、、、、 うん。どんなに強がってみても、寂しいよ。寂しいもんは寂しいよ。 これは、子供が巣立って行く時には、親だったらみんな感じるんじゃないかなあ。 でも、子供だって、寂しいんだよ。お互いに寂しい。 私だってかつての大昔、一人暮らしを始めた最初の夜は、どんなにか安全な場所で 守られていたのかって事思い知って、寂しくて泣いたんだもの。 でもさ、そうやってみんな成長していくんだなと思って、 いつまでも寂しい気持ち抱えちゃあいられないよ。 私も前に前に進んでいかなくちゃ。 長女の大学の学費、ガンガン稼がなくちゃだよ。 そんなこんなの、長い冬から春にかけての 我が家に起こった出来事のはなし、、、、、 ナッキーでした。 今年も山羊のメリー一座をどうぞよろしく!!!
by nakamuratadashi
| 2019-04-11 12:36
| 日々のこと
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||