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2019年 12月 06日
![]() ゴオオオオオオオオー・・・ 羽田を飛び立ってから約一時間半ほど、日本列島のデコボコとした地形を眺めている。 天気は上々、よく晴れた冬の上空からは、雪化粧をした富士山やら、名前のわからない山脈、大きな湖が見える。 ものすごく久しぶりに飛行機に乗ったので、 起動に乗るまでに結構揺れる事とか、機体が斜めになっていく事とか、すっかり忘れていた。 なるべく平静を装っていたけど、実は心の中では 「ひいいいいいい!!!怖いよおおお!!! お股が取れちゃうううう!!!!」 って叫んでいた私。 今回山羊のメリーさん一座が向かっているのは、 島根県雲南市。 初めて足を踏み入れる街。 どんな場所なのか。どんな人々がいるのか、全貌がつかめないままに、 胸を高ぶらせながら、出雲空港に降り立ちました。 うわあ、いきなりヤマタノオロチとスサノウのミコトの戦いの場面が飾ってある。 さすがは神話の国。 やはり、みんな小さな頃から神話を絵本代わりに聞いて育つのだろうか。 オロチ。オロチ。 その後、街の至る所でこのオロチというワードに出会いまくるという事を、その時の私たちは知る由も無い。 さあ、私たちは何にをしにこの神話の国に来たのかといえば、 山羊のメリーさんこと美術作家中村正の ドールメイキングワークショップをやりに来たのでーす。 この雲南市にあるチェリバホールという劇場が今回の舞台。 前日からたくさんの方々の手によって会場セッティングがされていました。 雲南アートスタートというグループの活動の一環としてメリーさん一座を呼んでいただいたのですが 年間を通して定期的にイベントを開催されていて、いつもは子供が楽しめる場を 作り出しているようですが、今回は大人も子供も楽しめるイベントとして メリーさんワークショップを企画していただきました。 はい、いつものようにまずはメリーさんのデモンストレーションです。 みなさん真剣に見つめております。 後から聞いた話だと、このデモンストレーションでのメリーさんの手さばきは、 あっとう間に動物が出来上がって、まるで魔法みたいだったと言っている方がおられたそう。 とにかくみなさん肩に力入って見入っています。 このデモンストレーションを見逃したら、つくり方わからないもんね。 そして、ピーンと張り詰めていた空気も、「では、みなさんも始めてみましょう!」の一言で 大きなため息と共にどよっと揺らぎ始め、会場はざわざわとさんざめいていきます。 大人も子供もみーんな一緒になって、集中、集中。 時には一緒に大爆笑。 何の話で盛り上がっていたのでしょうか? ほんの一部だけ、作品のご紹介。全部載せれなくてごめんなさい。 今回は54名の参加者のみなさんと二日間にわたり時間を共有しました。 雲南の町以外からも、鳥取、岡山などからも参加していただきました。 主催者の方から、街の人をどんどん紹介してもらいました。 パン屋さん、学校の先生、カフェの店主、劇団の座長、グラフィックデザイナー、絵描き、ベーグル屋さん、 旅館の女将、幼稚園の園長、占星術師が夫の人。エトセトラ、エトセトラ・・・・ 小さな街にあるこのチェリバホールという劇場は、いろんな人をつなげる、ほっとステーションみたいなところ。 みんなが知り合いで、みんなが繋がっている。 街のみんなに、素敵な娯楽を提供する場所なんだなあという印象。 たった三日間の滞在の中で、ふと、何かに似ているなと思いました。 これは夫のメリーさんとしみじみ語っていた事なのですが 何に似ているかというと、あの不朽の名作映画、「ニューシネマパラダイス」に似ていると思ったのです。 この「ニューシネマパラダイス」という映画は、簡単に言っちゃうと、古き良き時代の映画館を舞台に、 映画を愛し、映画館にかよってくる人々の人生模様を描いている作品ですが 主人公の少年と、映写技師のおじいちゃんとの友情がもう泣けるわけです。 そんな「ニューシネマパラダイス」には、そっと心にしまっておきたい名言がいくつもあります。 そのうちの一つ 「何をするにしても自分のする事を愛せ。子供の頃、映写室を愛したように。」 これは、映写技師のおじいちゃんが、大人になって村を出て行く事になった主人公に向けて言った言葉。 主人公の少年は、毎日映画館に通って、大好きな映画をいつも観て、映画を愛して育ったのです。 雲南で育っている子供たちにとって、チェリバホールがこんな風な存在になっていたらいいなと思います。 子供のころに心の拠り所となっていた場所というのは、 大人になってからも、ずっと自分の根っこを支えてくれるものだと思います。 だからこそ、大人たちというのは、子供に素敵な体験をして欲しいと思って、いろいろな場所に行ったり、体験させたりしたいと思うわけでしょう? 今回雲南という街までの道を作ってくれた、チェリバホールのMさんと、「ニューシネマパラダイス」の映写技師のおじいさんが 重なってしまったわけなんだなあー(失礼) 「何をするにしても自分のする事を愛せ。子供の頃、チェリバを愛したように」 雲南から外の世界に出て行く若者に向かって、Mさんに言ってもらいたいわー!!! とまあ、勝手に盛り上がってますが、どうでしょう。 私たちの旅はまだまだ続きます。 またいつか、雲南の地に戻ってくることができることを願います。 ありがとうございました。 って、まだまだディープ島根の旅は終わらない!!!! 次回も島根紀行続きます。 次のお話、出雲大社参拝編へとつーづーくー!!!!!! ナッキーでした。
by nakamuratadashi
| 2019-12-06 21:34
| 展覧会情報
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